院生日記

大学院生が綴る日記。日々考えること、お出かけした記録など

第34回日本教育工学会に参加してきました

 

 

みなさん、ご無沙汰してます。8月からぱったりと更新をしてませんでした。研究室合宿、タイ旅行、帰省、お泊り保育、学会、うんたらかんたら…。忙しかったといえばそれはそうなのですが、根本には私の飽き性があったからだと思います。謝る相手もいませんが、(過去の頑張ってた自分に)なんとなくすみません。

 

金土日と東北大学日本教育工学会に参加しました。金曜日のお昼ごろ、自分の学会発表もしてきました。研究テーマは「ケース・メソッド教材を通して地域課題の解決策を考える授業の開発」です。修士論文のための研究として、7月の終わりに公立中学校で2年生を対象に授業をやらせていただきました。本丸は地域課題を生徒が考えるための教育方法や教育内容を考えることですが、今回の学会発表では、ケース・メソッド教材の有効性と課題を検討したいと考え、発表しました。

 

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学会中に頂いた意見としては、以下のようなものをいただきました。

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・授業自体の質も関係するので、ケース・メソッド教材だけを純粋に取り出して評価することは難しいだろうが、毎時間とっていた感想用紙をもう一歩踏み込んで分析してはどうか。特にケース・メソッド教材の事例から生徒が何を読み取ったのか見れると良い。

 

・私が自作したケース・メソッド教材と、社会科の資料集や副読本などに書かれている事例紹介とは何が違うのかはっきりさせると良いだろう。

 

・ケース・メソッド教材のレベルが高すぎる。大学生でもそのまま使えるレベル。中学生を対象にするならば、どう考えるか?というopen questionではなく、どの選択肢が近いと考えますか?といったclosed questionの方が良いのではないか。

 

・中学生が地域のことについて考えた時、当事者としてどのようなアイディアを出すかという発表だったが、将来どんな地域になってほしいかということを考えさせるのも有効ではないか。

 

・今回は、他所者として私が中学校に出向き授業を行った。地域課題について扱う際に、地元に15年住む中学生・転勤してくる社会科の先生・地元の人・少し離れたところで社会科の研究をする大学院生(地域との利害関係がない)、どのような関係性の時に、どのような授業が成立するのかは考えると面白いかも知れない。ワークショップも同じことがいえるだろう。

 

・今回は、生徒が全く知らない地域の事例を3つ持ってきた。でも、逆に、生徒が地元のことを編集したケース教材を他所者の大学院生のためにつくるという構図も面白いかも知れない。(新任の社会科の先生なら使えそう)

 

・もし大学の先生だったら、

前期:前年度後期の学生によるケース教材で学習&自分たちでケース教材作成

後期:前期の学生によるケース教材で学習&自分たちでケース教材作成

みたいなスパイラルができそうだ。

 

・(懇親会にて)大学院生が小学校や中学校に授業実践をさせてもらうことはなかなか難しい。実施率、お願いをする側・受け入れる側の悩みなどを来年学会で発表したらウケるのでは、というご意見

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ということで、様々な方とお話をし、大変貴重なご意見をいただくことができました。みなさん、本当にありがとうございました。また、指導してくださった先生、気にかけてくれた仲間のみなさんもありがとうございました。

 

 余談ですが、学会中たくさん美味しいものをいただきました。

まず、ホテルの朝食。ロイヤルホストだったのですが、牛タンカレーが良かったです!牛タンオンリーで、ごろごろはいってました。仙台の芋汁や、牛タンコロッケなどなど朝食だけで大満足。

次に、仙台駅から徒歩20分ほどの距離にある居酒屋「◯たけ」さん。日本酒の梵(伊達政宗の幼名が梵天丸ということでこれをチョイス)も、地ビール伊達政宗も、牛タンも、鶏ももの塩焼きも、どれも美味しかったです。

そして、何より感動したのが学会の懇親会@東北大学の生協のご飯が美味しすぎて感動しました。ローストビーフ食べて「おいしい!」、鮭いくらごはん食べて「おいしい〜!!」、刺し身食べて「ん〜〜〜!!!おいしい!!!!」って感じでした。参りました。

 

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ずんだと牡蠣苦手なのが痛手でしたが、それでも堪能できました。また行きたいです。