院生日記

大学院生が綴る日記。日々考えること、お出かけした記録など

千葉大学教育学部藤川研究室

 

これから数回に分けて私が所属している組織について説明していきたいと思います。なぜなら、今後記事に書くであろう行動の記録や自分の考えについて、私が今所属している団体抜きに語ることは難しいからです。日々組織の中で様々な出来事が起き、それについて考えることで日々成長している感じがしています。

 

私は現在以下の組織に属しています。

千葉大学教育学部藤川研究室(2014年秋頃〜)

NPO法人企業教育研究会(2015年?〜)

NPO法人Drops(2017年〜)

④株式会社パクチー(2017年〜)

 

今日は①と②について説明します。

 

千葉大学教育学部藤川研究室

学部2年生の時から今もずっとお世話になっております。千葉大学教育学部は2年生の11月〜1月頃に所属したい研究室を決めることになっています。藤川研究室は多様な人々によって構成されています。学部生、修士、博士、研究生、専攻生、研究室アドバイザー、授業づくりで関わる様々な方たち…あげたらきりが無いですが、ざっと50名前後いると思います。一堂に会する機会はほとんどないのですが、チームを作ってプロジェクトを進めたり、みんなで協力して卒業論文修士論文を提出したりしています。

様々なプロジェクトが始まっては終わっていきますが、現在私が注力している二つのプロジェクトを紹介します。

 

・読書会

藤川先生と研究室の有志10名程度が集まって難解な文献を読む読書会を週に一度開催しています。今は山口昌男(2000)『文化と両義性』を読んでいます。

一般的な読書会は事前に担当者が要旨を作り読書会当日はグループごとに討論するという流れです。しかし、本研究室の読書会は、一文一文読み進めていきます。(そのため2017年5月16日に始まった今の読書会はまだ2018年6月6日現在p.97を読んでいます。)また、プロトコルを一人の担当者が書くという営みも特殊でしょう。プロトコルとは、文献の解釈を進めた際の参加者の会話記録を全て文字起こしし、論文調にまとめた文章のことです。担当者は挙手制で決まり、立候補者が居ないときは全て私が書くという不平等システムで決められます。詳しくは、「読書会」はいかなるゲームかという論文を昨年度書きましたので、こちらをお読みください。

 

・選択社会科

本研究室は、2011年度から千葉大学教育学部附属中学校で三年生を対象に選択授業を展開しています。教科は社会と数学の二つで、前期と後期にそれぞれ15コマずつ授業が行われます。私は選択社会科の方に所属しています。(持っている免許は小学校と中高の数学ですが…)年度によってばらつきがありますが、大体生徒の人数は12〜15名程度です。

そもそも本研究室は授業実践開発研究室として授業づくりを中心に教育について研究しています。そのため卒論・修論は授業実践が多いです。今求められている教育は何なのか、過去の授業実践で足りていない部分は何なのか、ということを学生は考え、教育の中で課題を発見し、その解決策として自分でオリジナルの授業を実践します。

さて、話はそれましたが、そういうわけで私は週に一度附属中に足を運び、授業を行っています。選択社会科の授業づくりは大学院の授業にもなっており、今年度から専修免許にも適用されることになったため、大学生+大学院生で18名となっています。笑

また詳しいことは別の記事に書きたいと思います。

 

以下、参考ページ

千葉大学教育学部 藤川研究室論文集

グリー株式会社 (GREE, Inc.) - CSR - 特集 - ゲームの力を教育の未来へ グリー×教育 プロジェクトレポート 2016

西千葉子ども起業塾 - 千葉大学キャリア教育プログラム

藤川大祐 授業づくりと教育研究のページ

 

NPO法人企業教育研究会

こちらも学部2年生からお世話になっております。現在は研究室のほうが忙しくあまり活動できていませんが、今の私の授業観につながっている部分があると思います。

企業教育研究会は学校・企業・大学が連携して子どもたちにとって最適な授業を開発しています。私は学部生時代に株式会社アクセンチュア様に大変お世話になり、授業づくりを行いました。詳しくは論文を書きましたので、集団における意思決定を学ぶ中学生対象授業プログラムの開発 ―教材「ゆら社長のジレンマ」を用いて―をお読みください。多忙な学校、知見が蓄積された企業、学びたい大学生が協同で授業をつくる時、これまでにない授業が生まれます。必要な教材や指導案もすべて無料で提供されます。出張授業もです。

HP→プロとふれあう授業を提案 NPO法人企業教育研究会

 

説明は以上で終わりです。

決して頑張っているアピールではありません。笑 今後様々な記事を書くときに、毎回説明するのも面倒で、前提となるページがあった方が効率的だと考えたので、まとめて書くことにしました。

次回はNPO法人Dropsについて書きます。こうご期待ください。